- 園長のブログ
【発達別】フォーク・スプーンからお箸まで!食具の使い方のステップと見守りのコツ

「うちの子、まだスプーンを上手に使えないけれど大丈夫?」 「そろそろお箸の練習を始めたほうがいいのかな?」
毎日の食事の時間、お子さんの食事の様子を見ていて、こんな風に悩むことはありませんか?
実は、手づかみ食べからお箸を使いこなせるようになるまでには、子どもの体の成長(手指の発達)に合わせた段階(ステップ)があります。 今回は、食具の使い方の発達ステップと、ご家庭で意識したいサポートのポイントについてご紹介します!
ステップ1:手づかみ食べ(生後9〜11ヶ月頃〜)
「食具を使う前段階」としてとても大切なのが、この手づかみ食べです。
手で直接食べ物に触ることで、
- 「硬さ」「温度」「質感」を確かめる
- 「一口分の適量」を自分でお口に運ぶ覚える
といった大切な感覚を養っています。手が汚れると大変ですが、ぜひ満足するまで経験させてあげてくださいね。

ステップ2:スプーン・フォーク(上握り・下握り)(1歳〜2歳頃)
手づかみ食べが上手にできるようになると、スプーンやフォークに興味を持ち始めます。
- 上握り(上手持ち): 最初は手のひら全体で上からギュッと握ります。肩や肘を使ってお口に運びます。
- 下握り(下手持ち): 手首が柔らかくなり、指先が少しずつ自由に動くようになると、下から支えるように握れるようになります。
【ポイント】 最初は上手くすくえなくて当たり前です!「すくう」のは大人が少し手伝ってあげて、「自分の手で口に運べた!」という達成感を味わえるようにサポートしてあげましょう。

ステップ3:鉛筆持ち(3歳頃〜)
下握りが安定してくると、親指・人差し指・中指の3本でスプーンを支える「鉛筆持ち(3点持ち)」ができるようになってきます。
この持ち方ができるようになると、手首や指先の細かい調整がきくようになり、食べ物をこぼさずに食べられるようになっていきます。
【ポイント】 無理に修正しようとせず、粘土遊びやブロック、お絵かきなどで「指先を使う遊び」をたくさん楽しむことが、自然なステップアップにつながります。

ステップ4:お箸への移行(4歳頃〜)
お箸を使い始める目安は、「スプーンを鉛筆持ちでしっかり使えていること」です。
お箸は「開く・閉じる」という複雑な指の動きが必要になります。 いきなり食事の最初から最後までお箸にするのではなく、最初は2〜3口だけ使ってみる、といった形で「できた!」の成功体験を重ねていくのがおすすめです。

食べ物で遊んでしまうのも理由があります・・・
2歳未満で年齢が低いほど食べものを投げたり、落としたり、お茶をこぼして遊んだりすることもありますが、この時期の子どもは、自分の行動によって周りの世界がどう変化するかを学んでいる最中です。「手を離すと落っこちる」「下で大きい音がする」「液体が広がるとぬれる」「手で触ると形が変わる」このようなことを確かめています。こういった感覚の楽しさを感じていたり、保護者の反応を見たりしています。せっかく作った食事で遊ばれてしまうともったいないし、悲しい気持ちになりました。
あせらず、お子さんのペースで楽しむ食事時間を
食具の発達には個人差があり、その日の気分や疲れ具合によっても「手づかみで食べたい」「お箸を使いたい」と波があります。
正しく使うこと以上に大切なのは、「みんなで楽しく食べる体験」です。
焦らず、お子さんの「自分でやってみたい!」という気持ちをあたたかく見守っていきましょう。食事の進め方や持ち方について気になることがあれば、いつでも先生たちに相談してくださいね!
