- 園長のブログ
焦らず楽しく進めよう!保育園と取り組む「トイレトレーニング」のステップ

「周りのお友達が始めているけれど、うちもそろそろ?」「どうやって進めればいいのかな?」と、トイレトレーニング(トイトレ)について悩む保護者の方は多いのではないでしょうか。
トイトレは、お子さまが「自分でできた!」という自信を育む大切なステップです。
今回は、進め方の段階や焦らなくて大丈夫な理由、楽しくトイレに向かうコツをご紹介します。
【1】はじめるタイミングと「焦らない」理由
トイトレを始める年齢の目安は、一般的に2歳半〜3歳前後と言われています。
ただ、大切なのは「2歳になったから」と焦らなくて大丈夫です!
2歳を迎えると「そろそろ始めなきゃ」と思いがちですが、2歳になったからといって急にできるようになるわけではありません。
おしっこを溜める膀胱の発達や、「出そう」と感じる神経の成長、言葉でのやりとりなど、体の準備には大きな個人差があるためです。
トイトレを始めるのは、年齢ではなく次の3つの条件が揃ったタイミングです。
(1)歩行や一人座りが安定している(一人でトイレまで歩き、座れる)
(2)言葉のコミュニケーションができる(「でた」「ワンワン」など自分の気持ちを伝えられる)
(3)おしっこの間隔が2時間以上あく(膀胱におしっこを溜められるようになってきたサイン)
【2】【知っておきたい】早く始めすぎることのデメリット
「早くオムツを外さなきゃ」と時期尚早に始めてしまうと、お子さまにも保護者の方にも負担がかかってしまうことがあります。
⭐️早すぎると「失敗」が増えて苦手意識がついてしまいます。
体の準備が整っていないうちに始めると、尿意を感じる前に漏れてしまい、「怒られた」「失敗した」というネガティブな体験が残りやすくなります。
⭐️排泄機能の発達を妨げてしまうことも…
おしっこを溜める膀胱の機能や神経の発達は個人差が大きく、急かされて無理に力む癖がつくと、かえってスムーズな排泄ができなくなる場合があります。
大切なのは「○歳だから」という時期ではなく「準備が整っているか」です。周りと比べず、お子さまのペースに合わせていきましょう。

【3】年齢・段階別のトイレトレーニングのステップ
トイトレは一歩ずつ、お子さまの発達に合わせて進めていきます。
ステップ1:トイレに親しむ(目安:1歳半〜2歳頃)
まずは「トイレはおしっこやうんちをする楽しい場所」と知ることから始めます。トイレを題材にした絵本を読んだり、ぬいぐるみを使ってごっこ遊びをしてみましょう。
ステップ2:タイミングを合わせて座ってみる(目安:2歳〜2歳半頃)
朝起きたとき、お出かけの前、お風呂の前など、おしっこが出やすいタイミングで「トイレに行ってみようか」と誘ってみます。出なくても座れただけで100点満点です!
ステップ3:排泄の感覚をつかむ&成功体験(目安:2歳半〜3歳頃)
タイミングが合っておしっこが出たら「出たね!スッキリしたね!」と一緒に喜びます。「トイレでおしっこをすると気持ちいい」という感覚を育みます。
ステップ4:日中お兄ちゃん・お姉ちゃんパンツで過ごす(目安:3歳前後〜)
成功が増えてきたら、日中の起きている時間だけ布パンツに挑戦してみましょう。濡れた感覚を体験し、「今度は漏れる前にトイレに行こう」という意識につながります。
(※上記の年齢はあくまで一般的な目安です。お子さまのペースで前後して全く問題ありません)

【5】楽しくトイレに誘うコツ
嫌がる子どもを無理やり連れて行くのは逆効果です。遊び心をプラスして、自分から行きたくなる工夫を取り入れてみましょう。
ご褒美シール作戦
「トイレに座れたらシールを1枚貼る」シートを作ると、目に見えて達成感が味わえます。
「お気に入りキャラクター」の力を借りる
トイレのドアに好きなキャラクターのポスターを貼ったり、スリッパや補助便座を好きなデザインにするだけで、ワクワクする場所に変身します。
「どっちにする?」で自分で選ばせる
「トイレ行く?」と聞くと「イヤ!」となりがちです。「赤いパンツと青いパンツ、どっち履いてトイレ行く?」「うさぎさんとクマさん、どっちと一緒にトイレ行く?」と選択肢を渡すと、スムーズに動きやすくなります。

最後に:保育園と一緒に進めていきましょう
トイトレの進み具合には波があります。「昨日はできたのに今日は全滅…」ということもよくある日常です。後戻りしたように見えても、お子さまのペースで確実に成長しています。
ご家庭と保育園のどちらか一方だけではすすみません。
ご家庭と園で一緒に、様子を共有しながら、お子さまの成長ペースに合わせて無理なく進めていきます。
気になることや不安なことがあれば、いつでも保育士に声をかけてくださいね!
